「浦島太郎」その2 「浦島さんはお金を取り出すと、子どもたちに差し出していいました。・・・」

2012年7月7日

「浦島さんはお金を取り出すと、子どもたちに差し出していいました。『それでは、このお金をあげるから、おじさんにカメを売っておくれ』『うん、それならいいよ』。こうして浦島さんは子どもたちからカメを受け取ると、『大丈夫かい? もう、捕まるんじゃないよ』と、カメをそっと海の中へ逃がしてやりました。」

――――――――――――――――――――――――――☆☆☆

 

「浦島太郎」の2です。この場面は明治以降につくられた子供向けのお話の一場面のようでして、室町時代の御伽草子では、浦島太郎自身が亀を釣り上げることになっています。亀の命を金銭売買するという経済的行為が子どもたちと浦島太郎とのあいだに発生しているわけですが、いやはや、なんとも近代的ですねえ。英語です。

 

Urashima-san held some money out to the children and said, “Well, then, I will buy it with this money.” “Alright, it’s a deal!” said the children. Urashima-san got the turtle from them and released it to the sea, admonishing it not to get caught again.

 

hold out=差し出す

it’s a deal!=「よし、それで決まり!」 買い物やビジネスにおいて交渉が成立したときにいう文句です。dealは「取引、商談、取り決め」。基本的に子供の使うような表現ではありませんが、ここだとぴったり、かな。

admonishing it not to get caught again=二度とつかまらないようにと諭しながら(admonish=説諭する、注意する)

 

<今日の出題>

「それから数日たったある日のこと、浦島さんが海に出かけて魚を釣っていると、「浦島さん、浦島さん」と誰かが呼ぶ声がします。『おや、誰が呼んでいるのだろう?』『わたしですよ』。海の上に、ひょっこりとカメが頭を出しました。」

Categories: 新着情報 日英翻訳1日1題 未分類