成瀬由紀夫コラム ことのは道中記

ノリが悪い

2010年5月28日

いま英語教室のためのプログラム開発をみんなで行っている。相談の末、まず発音トレーニングコースを開発することになり、さっそくサンプルプログラムをつくって教室となるライブハウスで模擬レッスンをやってみた。英語レッスンプログラムの作成は20数年ぶりだが、そこは昔とった杵柄、それ自体は難しいものではない。

ところが実際に模擬レッスンしてみたところ、見学していたライブハウスのマスターが一言。「ノリが悪い」。なるほど。そもそも「ノリ」のことなどあまり考えていなかった。そこで急遽「語学講座」から「DJ」へと路線を変更。英語・日本語まじりの別バージョンをつくって試してみたところ、こんどはマスターは頷いたものの仲間のほうが複雑な表情。ようするにあまり私らしくない。私自身、DJのノリはつらい。DJ赤坂までいかず、せいぜい赤坂見附どまりだ(このシャレ自体、かなりノリが悪い)。翻訳を仕事にするぐらいだから、そもそも根が暗いのだ。

実際にライブハウスでレッスンをしてみると、私にエンタテイメント性がないことがよくわかる。これではお客さんはすぐに飽きてしまうだろう。それにしても翻訳講座の受講生の皆さんは、よくこんなノリの悪い人間の話を聞いてくれるものだ。

真面目であることが悪いわけではないが、少なくともライブハウスでレッスンをするのであれば、それだけでは足りない。プラスアルファが必要だ。といっても、いまさら小林克也にはなれない。さてどうする、成瀬先生。

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