「ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。」を英語にすると

2011年8月12日

芥川龍之介の短編小説、『羅生門』の出だしです。『羅生門』は芥川23歳のときの作品で、ほぼデビュー作です。『今昔物語』の逸話をもとに人間のエゴのあり方を描いたものですが、私たちのころは高校国語教科者の定番作品でした。いまはどうかな。以下、英訳です。訳者はJay Rubin。村上春樹の作品の翻訳でよく知られています。
Evening, and a lowly servant sat beneath the Rashomon, waiting for the rain to end. (Jay Rubin)

「ある日の暮方の事である。」の訳はただEveningだけ。そしてand a lowly…とつづきます。Evening, and …。なるほど、こういう表現手法もあるんですね。ただしこれはあくまで文学ですから、一般の英語ではこういったことはしないほうがいいです。とくに私たち日本人は。

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