「これでいいのだ。」 を英語にすると

2011年8月19日

もちろん、皆さんご存知の赤塚不二夫の名作『天才バカボン』でバカボンのパパが発する決め文句のひとつですね。

赤塚の『天才バカボン』はまちがいなく昭和を代表するシュールリアリスティック、スプラップスティックの名作文学です。わたしは小中学生のころにその過激さを直接体験しているので本当によくわかります。なにしろ1ページひとこまにバカボンのパパのひげのみ描かれているといったページもありました(次の1ページはまつげのみ)。あんな実験、いまじゃ編集者がびびっちゃってできないだろうなあ。

さて、「これでいいのだ。」には、定訳があります。

Hey, hey, it’s OK.

です。これはテレビアニメ『天才バカボン』のオープニングテーマの英語バージョンで用いられています。ご興味のあるかたはhttp://www.youtube.com/watch?v=x7iJUrRSUB8をごらんください。できればいっしょに歌うとよいですね(^^;)

わたし個人としては、中国人がよく用いる「メイクワンシー」 (「没関係」、問題ない)の英訳としての

No problem!

のほうを推したいですね。これは、小さなことにこだわらない中国人の大陸的気質をよくあわらす表現です。ちょっとぐらい時間に遅れても「メイクワンシー」、仕事がうまくはこばなくても「メイクワンシー」。シンガポールのひとなどはこうした中国語そのままのニュアンスで英語でNo problem!といっているようです。これって、「これでいいのだ。」のもつニュアンスにぴったりではないかと思います。ひょっとするとバカボンのパパは中国系なのかも。ちなみに赤塚自身は中国大陸からの引き揚げ者です。

と、ここまで書いたところで、ウェブサイトで新たな情報を発見しました! 以下のとおりです。

おおらかさ明るさ「これでいいのだ」
赤塚不二夫のキャッチフレーズ「これでいいのだ」の由来もわかった。中国では「メイファーズ(没法子)」とよくいう。方法がない、お手上げだ、ということから転じてしょうがないといったあきらめにもなる。赤塚不二夫は帰国後の生活でいじめや貧乏にぶつかり、漫画家デビューにも苦労した。その中で中国でよくいった言葉を思い出し自分の言葉に作りかえた。おおらかに明るく人間も世の中も「これでいいのだ」と生きることを肯定したのだ。(http://d.hatena.ne.jp/dj19/20080813/1218607328 より)

うーむ、メイクアンシーではなく、メイファーズ(没法子)のほうだったのか。深いなあ・・・。

Categories: 新着情報