「つまらない誓いをたてちまったもんだよ  働きたい者には仕事をやるだなんて」

2011年12月16日

「千と千尋の神隠し」の湯婆婆のセリフのつづき。「働かせてください!」という千尋を働かせたくない湯婆婆ですが、ついに仕事をあたえる羽目に。というのは「働きたい者には仕事をやる」という誓いを立ててしまっているからです。神様の世界では(政治の世界とは違って)一度立てた誓いは絶対に守らねばならぬものです。だからたとえ湯婆婆であろうとも、その誓いから逃れることはできないのです。

さて英語です。

What a silly thing I have done
Taking a vow to give a job to anyone who wants to work!

What a silly thing I have doneは「なんて馬鹿なことをしてしまったんだろう!」
take a vow to give…は「~を与えることを誓う」

「誓い」にあたる英語には、vow、 swear、 oath、 pledge、 promiseなどがあります。

vowとswearは、神を意識した宗教的で神聖なる誓いです。 vowは、何かを実行することを誓うこと。swearは、神聖なるものにかけて誓うこと。

oathは、法廷などでの「宣誓」にあたるもの。厳かなではありますが、神聖とまではいきません。pledgeは、政党などの公約にあたり、約束の世俗性がさらに高まります。promiseになると、まったく世俗の約束になります。だからpledgeやpromiseは、ときに守られないことが前提になります。

おなじ「誓い」でも、こんなにも違うんですね。

Categories: 新着情報 日英翻訳1日1題