「とても素敵な 昧爽(あさあけ)どきを 通り抜けてたら 伽藍とした 防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊しているのが見えたんです」

2012年2月2日

「はっぴいえんど」の「風をあつめて」(1971)の第二弾です。

 

When I walk though the time of fantastic dawning, I see over an empty breakwater the scenery where a city raising a scarlet sail is being moored.

 

今回「風をあつめて」の歌詞を訳してみてあらためて思ったのは、象徴的なイメージを含む歌詞は翻訳がきわめて難しいということです。

 

理由は2つ。ひとつは、訳してしまうと短くなってしまうこと。同じ時間の長さの場合、日本語にくらべて英語は情報量が2倍ほど入ります。したがって日本語を英語にするには新たに情報を足さなければなりません。

 

もうひとつは、語のもつイメージは完全には訳せないこと。「昧爽どき」がdawning、「緋色」がscarletでは、語のもつイメージが完全に写せたとはいえません。

結局のところ、新しい何かをつくりだすしかないのでしょう。今日の1題の3番の歌詞で、ちょっとやってみます。

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