「もしもし かめよ かめさんよ せかいのうちで おまえほど あゆみの のろい ものはない どうして そんなに のろいのか」

2012年2月19日

今日から童謡特集です。日本の童謡をお母さんと子どもが一緒に簡単に歌えるように歌詞をつくっていきます。まずは「うさぎとかめ」(作詞:石原和三郎、作曲:納所弁次郎)です。かめさんのようにゆっくりと進みましょう。

「うさぎとかめ」はもともとイソップ寓話の物語です。日本には室町時代後期に入ってきたらしく、宣教師が翻訳した『伊曽保(いそほ)物語』で知られるようになりました。世間に広まったのは明治になって教科書に採録されてからのこと。初等科の国語教科書に「油断大敵」というタイトルで掲載されていたそうです。

さて英語です。

Hello, hello, Mr. Tortoise, my dear old friend
You are walking so slow from start to end
I’m afraid that you are walking slower than a snail
Why are you so slow
Would you let me know

歌詞づくりに際しては、とにかく歌いやすさをなにより優先しました。なんといっても、お母さんと子どもたちが一緒に歌う歌ですからね。

一般的に、日本語の歌詞を英語にすると情報量が足りなくなります。言語としての特性から、日本語と英語とでは同じ長さの時間に発信できる情報量が倍ほども違うからです。そのために3行目のようにもとに歌詞にない情報を加えました。カタツムリよりも遅いって意味だよって子どもたちに説明すると、それだけで喜ぶんじゃないかな、なんてね。

「カメ」は一般的には「海ガメ」がturtleで、「陸ガメ」がtortoiseです。したがって、浦島太郎のカメはturtle、このカメはtortoiseです。ただし、アメリカではカメ全体をturtleと呼ぶこともあり、また一部の淡水がめのことをterrapinといいます。さらにオーストラリアでは水に住むカメはすべてturtleで、その他がtortoiseだそうです。うーん、ややこしい。

slowは通常は形容詞ですが、このように副詞としても用いることもできます。

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