「キリンのね キリンのね おばさんがね おのどに しっぷを してるとさ わらいかわせみに 話すなよ ケララ ケラケラ ケケラ ケラと うるさいぞ 」

2012年3月5日

「わらいかわせみに話すなよ」の2番。
ほとんどが1番と一緒なので、
新しく訳すのは、ほんの一部です。

Have you heard of it?
Have you heard of it?
Have you heard of it?
A giraffe’s lady has put a poultice on the throat
But don’t talk about it to the laughing kookaburra
He must be annoyingly loud with a roar of laughter

今日の解説は日本語の特性についてです。

まず「~ね」「~よ」「~ぞ」です。これは日本語文法で「終助詞」と呼ばれるもので、気持ちや意思などを表わす言語表現形式です。

たとえば「きりんのね、キリンのね」を「きりんのな、きりんのな」とか「きりんのさ、きりんのさ」にかえると、話し手が別のひと(たとえば男性)に思えてきますね。

こうしたきめ細やかな気持ちの表現は日本語の持ち味であり、英語ではなかなかうまく表現できません。英語という言語では気持ちを表現する言語表現形式が、日本語ほどには発達していないからです。

つぎは「おばさん」です。ここのおばさんとは、自分の叔母のことでしょうか。そうではないでしょうね。おそらく一般の中年女性のことではないかと思われます。そこでここではladyと訳しました。

日本語での人称表現形式は英語と根本的に異なっています。

むかし高校教師をしていたときの三者面談で、私は生徒の母親に「お母さんはどうお考えですか?」とたずねていました。これ以外に使える表現がないからです。「あなたはどうお考えですか?」などといえば、すこし失礼な教師だと思われたでしょう。

この場合、相手を呼ぶ方法は(自分の母親でもないのに)「お母さん」しかありません。考えてみれば、とても面白いですね。


<今日の出題>
「ぞうさんのね ぞうさんのね おじさんがね
はなかぜ用心に 筒はめた
わらいかわせみに 話すなよ
ケララ ケラケラ ケケラ ケラと うるさいぞ 」

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