【1日1題】古事記 第10題

2012年1月21日

「一行が気多(けた)の岬というところにくると、そこに、まるはだかにされたウサギがいました。大国主の兄弟たちはウサギに「海水を浴びて、風にあたって、横たわっていなさい」といいました。」

<解説>
「因幡の白うさぎ」のお話の第二弾です。皮をはがされたところに海水を浴びろというのだから実にひどい話ですが、しかしこれは単なる意地悪ではなくて消毒のためなのだという説も一部にはあるのだそうです。うーん、そうかなあ……。

さて英語です。

The party came to a cape called Keta-no-Misaki when they found a hare that had been stripped of all its fur. The brothers of Okuninushi said to the hare; “bathe in seawater, expose yourself to the wind, and keep lying.”

ウサギにあたる英語にはrabbitとhareがあります。rabbitは「穴ウサギ」で小さく毛が柔らかいウサギ、hareは「野ウサギ」で大きく足が速いウサギです。

『不思議の国のアリス』でいえば最初のシーンで時計を持って出てきて「たいへんだ!おくれてしまう!」といいながら穴に入っていくのがrabbit、マッドティーパーティの場面でおかしな言動を繰り返す「3月ウサギ」がhareです。ちなみにアリスのMarch hareは、英語の慣用句「三月のうさぎのように気が狂っている」“mad as a March hare”を擬人化したキャラクターです。

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