「俺の話を聞け! 5分だけでもいい」を英語にすると

2011年8月26日

クレージーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」のさびの部分ですね。ちなみにこれ、わたしのカラオケの持ち歌です。この、いかがわしさ、たまんないなー。さて、わたしの訳は、以下のとおり。

Listen. You listen to me. Just for five minutes.

以前にも書きましたが、「おれ」という日本語の一人称のニュアンスを英語で出すことはできません。ここでニュアンスが出せるとすると、とにかく俺を話を聞け!という、おしつけがましさのほうですね。それを出すために、ひとつには繰り返し表現を用いました。もうひとつは、単なる命令形ではなくYouを使ったことです。このように普通の文にすると、「聞きなさい」ではなく、「聞くのです」という強い口調が出ます。たんなるSit down.だと「すわりなさい」ですが、You sit down.だと「はい、すわる!」といった感じ。ここではそうした強気な発言のあとに、Just for five minutes.という、かなり弱気なコメントが続きます。そのギャップがいいですね。

(これまでの「日英翻訳1日1題」については「成瀬由紀雄ホームサイト」をご覧ください)

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