「君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ」

2012年6月12日

手塚治虫が藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などトキワ荘のマンガ青年たちにいった言葉です。赤塚によると、手塚からそういわれたみんなは、教えを守るために食費を切り詰めて一流の文化を学び続けたそうです。

じつは、翻訳も漫画も同じです。翻訳から翻訳の勉強をするのは、たいへんに愚かしいことなのです。一流の文学や学問を広く深く学び、そのなかから、自分自身の翻訳のかたちをつくりだしていかなければなりません。翻訳学校の先生がいうんだから、間違いなし(苦笑)。

英語です。

 

Listen, my lads. If you want to be a good Manga artist, do not study Manga itself. Watch excellent movies, listen to splendid music, view moving plays, read top-notch books, and then, create your own world.

 

ladは口語で「若者、男」の意味。my ladsで「諸君」という呼びかけ。

 

「一流の」はfirst-rateやfirst-classでよいのですが、ここではexcellent, splendid, moving, top-notchといった、きわめて高い評価を示す形容詞群を使いました。英語では1センテンスのなかでは同一の語彙を繰り返して使わないのが一般的です。

 

<今日の出題>

「一攫千金は偽りの成功。真の人生の勝負は、じっくり腰を落ち着かせてかかるべきだ。」

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