日英翻訳1日1題 「君と好きな人が 百年続きますように」

2011年9月17日

一青窈の「ハナミズキ」のサビの部分です。英語です。


May the love between you and your sweetheart last for a hundred years.


直訳すると「あなたとあなたのいとしい人のあいだの愛が、百年間、つづきますように」。でも、もとの歌詞には「愛」がないですね。そこがよいところ。「愛」の一文字があると、日本語の詩として成り立ちません。日本人が「愛」なんて口に出すと、なんだか、うそっぽくなる。でも英語の場合には、loveという語が必要です。英語のloveは、うそっぽくありません。

May+主語+動詞のかたちは、話し手の祈りの気持ちを表す構文。May you have a happy Christmas. (よいクリスマスを送られますように)といったぐあい。この「あなたと~」の文では、the love ~が主語で、last(つづく)が動詞です。

lastにはfor ages(ずっと), forever(永遠に)などがつづくの一般的でしょうが、そうでなくa hundred years(百年)というところが効いています。

Sweetheartはとても親しい人同士の呼びかけ。やさしいニュアンスがあります。

「ハナミズキ」は、一青窈が2001年のニューヨークの同時多発テロの映像をテレビでみて涙しながらつくったものだそうです。ちなみにハナミズキはアメリカの国の花です。その後、2003年のライブで一回だけ歌ったところ大反響となり、2004年に発売されました。

一青窈はライブで次のようにいっているそうです。「自分の好きな人の幸せを願うことは当たり前にできること。一歩進んで、好きな人の好きな人、ひとつ先の幸せを願ってください。その気持ちが皆に連鎖して、やさしい世の中になると思います。まずは私から、あなたとあなたの好きな人が百年続きますように。 」

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