「恨みつらみはございやせんが、渡世の義理で、お命頂戴いたします」

2011年11月18日

映画「緋牡丹博徒」での高倉健のセリフです。1960年代にはヤクザ映画が流行し、健さんや鶴田浩二などのやくざヒーローが一世を風靡しました。暴力団対策がすすむ現在では、考えられないことですね。

さて英語です。

I don’t have any grudge and grievance against you.
But I have to take your life to keep my word with the brothers.

grudgeもgrievanceのどちらも「強い恨み」という意味。英語ではこんなふうに同じ意味の語を重ねて使うことがよくあります。

take your lifeは「命をとる」。「渡世の義理」はそのままでは英語にはならないので、to keep my word with the brothers「仲間との約束を守る」にしました。brotherは「兄弟」のほかに「(兄弟のような)仲間」という意味にも使えます。

それにしても渡世の義理とやらで命をとられては、たまったもんじゃありませんね。

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