「月の砂漠を はるばると 旅のらくだが いきました」

2011年10月5日

「月の砂漠」(作詞 加藤まさを 作曲 佐々木すぐる)の出だしです。1923(大正12)年に発表されました。このあと詞は「金と銀とのくら置いて、二つならんで行きました」と続きます。大正ロマンあふれる曲ですね。ただ実際のアラビアの砂漠でのラクダの旅はロマンもへったくれもないほどにつらいものだそうです。現実は厳しい…。

さて英語です。今回は少し厳かなムードにしてみました。

A camel caravan, basking in the sacred moonlight, is making a long journey in the boundless desert.

直訳すると「ラクダのキャラバンが、神聖な月の光を浴びながら、果てしない砂漠のなかで長い旅を続けている」です。なんだか宗教的で、それに人生の旅って、感じでしょ?

baskは「浴びる、さらされる」。sacredは「神聖な」。sacrの部分が語源で、sacrifice「神にささげる、犠牲」などと仲間の言葉です。boundlessは「bound(境界)+less(ない)」で「広大な」。

「旅する」にはmake a journeyという表現を使っています。make a tripという表現もありますが、こちらは小旅行のこと。広大な砂漠を旅するには似合いません。travelという一般的な動詞を使うことはできますが、なんだかラクダのキャラバンがトラベラーズチェックを持っていそうですね。

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