「浦島太郎」その6 「カメは浦島さんを背中に乗せて海の中をずんずんもぐっていきました。・・・」

2012年7月10日

「カメは浦島さんを背中に乗せて海の中をずんずんもぐっていきました。海の中にはまっ青な光が差し込み、コンブがユラユラとゆれ、赤やピンクのサンゴの林がどこまでも続いています。やがて立派な御殿に着きました。」

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「浦島太郎」の6です。英語です。

 

The turtle, with Urashima-san on his back, dived into the deep sea. They saw blue light shining into the water, tangle weeds dancing, and red and pink corals spreading out before them. Before long, the two arrived at a gorgeous palace.

 

「もぐっていく」の「~ていく」は「補助動詞」と呼ばれるもので、前の動詞と組合せることによって、動詞表現の意味を大きく拡張させ「ていきます」。また「続いている」の「~ている」も補助動詞です。

「~ていく」のほかにも、「~ている」「~ある」「~てくる」「~てしまう」「~てもらう」「~てみる」「~てみせる」などなど、日本語には数多くの補助動詞表現があります。こうした補助動詞つきの動詞表現は、日本語の大きな特徴のひとつです。

英語でも動詞の組み合わせ表現としてcome to…などがあります(「~になる」と訳される)が、日本語ほどの豊かな表現力は持っていません。そのために日本語の補助動詞つき表現は英訳が難しく、実際には訳されないことも多いようです。

 

<今日の出題>

「カメに案内されるまま進んでいくと、竜宮の主人である美しい乙姫さまが色とりどりの魚たちと一緒に浦島さんを出迎えてくれました。『ようこそ、浦島さん。わたしは竜宮の主人の乙姫です。このあいだはカメを助けてくださってありがとうございます。お礼に竜宮をご案内します。どうぞ、ごゆっくりしていってください』」

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