「自分に合った馬に乗るのは楽でいいですけど、馬の個性に自分を合わせていく乗り方も面白いですよ。」

2012年5月31日

『銀の匙』の第6弾。主人公の八軒の馬術部の先輩は就活中です。その先輩に対して、どんな仕事に就きたいんですかと八軒が尋ねると、先輩は「自分に合った仕事に就くってのはもちろん格好いいけどさ、自分を仕事に合わせるってのも有りだと思うんだ。ほら、馬と人間の関係みたいにさ」。続けて馬術の顧問教師がいうのが、この言葉です。

二人ともに「就活」の本質を誤って捉えています。「自分を仕事に合わせるってのも有りだと思うんだ。ほら、馬と人間の関係みたいにさ」と彼はいいますが、このとき、彼は自分が「人(ジョッキー)」であって会社が「馬」だと思っているわけです。事実はその逆です。自分で会社を興すのなら話は別ですが、「就職する」とはジョッキーになることではありません。馬になることです。馬術部の顧問もその点が掴めていないようです。教師なのに残念ですね。

自分が一頭の馬になるのですから、自分の個性や価値を最大限に生かしてくれるジョッキー(会社)を懸命に探し出すこと、それが就活の本質です。ここのところを間違えて、「どんな会社でも自分のほうが会社にあわせていけば大丈夫」などと決して思わないでくださいね、就活中の皆さん。

英語です。

 

It is comfortable that you ride a horse you can control easily, but it is also pleasant that you ride a horse you can hardly control and have to follow it.

 

<今日の出題>

「そういや食品科の先輩に味覚を褒められたことがあります。なんでですかね?遺伝かなにか?」「いやー、そりゃアレだべ。君らが子供の頃から親がちゃんとしたもの食べさせてくれたんだべ。」

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