「舌きり雀」その8 「おばあさんは舌きり雀に会いました。『どうしてここに来たのですか。』・・・」

2012年7月3日

「おばあさんは舌きり雀に会いました。『どうしてここに来たのですか。』『お前さんに会いたくなったのさ。可愛がってやったからね。』『そうですか、それではお入り下さい。』『直ぐに、お土産の用意を。もちろん大きな箱。』」

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「舌きり雀」の8です。舌を切ったにもかかわらず「かわいがってやったからね」と、強欲ばあさんは、あくまでも強気です。こういう性格って、生きるのが楽だろうなあ。ちょっとうらやましくなります。英語です。

 

The old woman met the sparrow whose tongue she had cut. “Why did you come here?” asked the sparrow. “I came here to meet you because I had taken care of you very much,” replied the woman. “Oh, really? Then, please come in,” said the sparrow. “You should prepare a souvenir box for me immediately. The large one, of course.”

 

the sparrow whose tongue she had cutのwhoseは、所有格をあらわす関係代名詞です。通常は人間が先行詞の場合に用いますが、人間以外でも使ってかまいません。もちろんwhose の代わりにof whichでもOKです。

「かわいがってやったからね」といわれて、雀は「そうですか」と他人事のように答えます。この「~か」の使い方は絶妙ですね。決して「~ね」ではあり得ません。こうした日本語ならではのニュアンスはなかなか英語にしづらいのですが、ここではOh, really?で代用しました。

 

<今日の出題>

「おばあさんは、やっとのことで背中に箱を背負うと、雀のお宿を去りました。帰り道、おばあさんは箱の中を見たくて仕方ありません。道で箱を下ろすと、ふたを開けて見ました。なんと、蛇や、おばけや、ムカデなど、恐ろしいものが次から次へと出てくるではありませんか。おばあさんは気を失ってしまいました。」

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