「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神さまか誰かがくれた力なんだよね。 おかげで苦労もするけどさ…」

2011年12月26日

「魔女の宅急便」シリーズの第八弾です。

生まれもった才能は神様か誰かがくれたもの。とすると普通に考えると次のセリフは「ありがたいです」とか「努力だけではどうしようもない」などになりそうですが、ウルスラは「おかげで苦労もするけどさ」といいます。なんだか一見つながらないようにも思えます。

このセリフ、私はこう解釈しています。ウルスラが絵を描く才能は神さまのくれたもの。でもどうしてもうまく描けない。だからといって才能を捨てるわけにはいかない。そのためにずいぶんと苦労をする、というわけです。

これは決してウルスラだけのことではありません。私たちの誰にも神さまがくれたなにかの力(才能)があります。でもそれを引き出せるのは自分だけ。おかげで誰もが苦労をするというわけです。人間とはそういうもの。しかたないですね。

さて英語です。

“Born to be a witch, a painter, or a baker…
It must be a destiny given to us by God or somebody.
Thanks to it we often have a hard time.”

thanks to は「~のおかげで」ですが、良いことに対してだけでなく、あてこすり的に悪いことに対しても用いることができます。日本語の「おかげさまで」も同じですね。

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