成瀬由紀夫コラム ことのは道中記

原発以外の豊かなエネルギー源が我々の足元にちゃんとあります

2012年5月24日

今日(2012.5.25)のクローズアップ現代「眠れる熱エネルギーを活用せよ」をいま見終わりました。素晴らしいの一言!

たとえば、下水道の熱をうまく利用すると膨大な省エネ効果が生まれます。あるいは夏は冷たく冬は暖かい地下水や海水をうまく利用すれば、冷暖房に費やすエネルギーを膨大に節約できます。そのほか、排熱を何度も何度も使いまわす技術や熱エネルギーを水素に転換して保存可能にする技術なども紹介されました。

大事なことは、こうした技術は決して夢物語などではなく、実証実験が行わるなど、実用化にほぼ近いところまで完成しているということです。

また、ドイツでは10数年前からすでにこうした取り組みがなされており、全体としてのエネルギー使用量を大きく減らしながらも経済成長を続けているという事実、さらにはこうした新技術が新ビジネスの創造へとつながり、その結果として数多くの雇用が創出されることなども紹介されました。いまの日本は、決して省エネ大国でもなんでもないのです。

原発以外の豊かなエネルギー源が我々の足元に膨大に眠っているということ、それを利用するための技術はすでに確立していること、推進するための鍵は政府の取組み意欲にかかっていること、利用できれば間違いなく経済成長および雇用拡大へとつながること、ドイツではすでに社会がその方向へ向かい大きな成果をあげていること。まとめれば、そういうことです。

こうした正確な情報を、私たちがきっちりと知ることこそ、すべての第一歩だと思います。原発をとめると日本経済は破綻するなどという一部の既得権益者たちの脅しが、いかに根拠のないものかを、できるかぎり数多くの日本人が知らなければなりません。これ以上騙されるのは、もうやめましょう。

再放送はないとのことですが、NHKさん、ぜひぜひお願いします。

またこれに関する図書としては「国民のためのエネルギー原論」(植田 和弘、梶山 恵司、日本経済新聞社)があります。必読です。

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