山本義孝の「福島の原発事故をめぐって」「16世紀文化革命」

2011年9月23日

ネット上の書籍紹介で「福島の原発事故をめぐって――いくつか学び考えたこと」という本に、ひさしぶりに山本義孝の名前を見つけた。

山本義孝は東大全共闘の議長として1960年代の学生運動を象徴する人物の一人だ。湯川秀樹研究室でも学んだ理論物理学の俊才だったが、1969年に警察に逮捕され、その後は駿台予備校の物理教師になった。その後は学生運動について一切言及しておらず、街中の学者としての人生を歩んできたと聞いている。

私自身は出身高校(大阪府立大手前高校)の十数年先輩にあたる存在ということもあって、ずっと気になっていた存在だった。だがその山本の本と福島原発の事故をきっかけに出会うとは、夢にも思っていなかった。

さらに山本の他の著書を調べているうちに、「16世紀文化革命」という本を見つけた。これは16世紀からヨーロッパで起こったルネサンスにおいて商人や技術者が果たした役割について論じたもので、その問題意識は私のものと完全に一致している。すぐに注文をした。

高校生のときに出会った名前と40年たったいま、こうしてまた出会うことの不思議さを感じるとともに、それが当然であるような気もしないでもない。

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