日英翻訳1日1題 「誰かに盗られるくらいなら あなたを殺していいですか」

2011年9月27日

今日の1題は石川さゆりの「天城越え」の一節です。この二人、どうみても不倫の旅ですね。「隠しきれない移り香がいつしかあなたに浸みついた」なんてナマナマしいところもあります。女の怨念が、そこにおんねん、といったところです(すみません、オヤジで^^;)。でも、いい歌です。石川さゆりがまたいい。絶品です。

さて英語です。

I would rather kill you than see you love someone else.

直訳すると「あなたがほかの誰かと愛し合うのをみるぐらいなら、あなたを殺してしまうほうがいい」。

「殺していいですか」の英語表現としてはwould rather … than…(…よりもむしろ…したい)を用いました。May I kill you? は、いくらなんでもちょっとね。

「誰かに盗られる」はsee you love someone else(あなたが誰かを愛するのをみる)としました。知覚構文(see/hear/fee/etc.+名詞+動詞)と呼ばれるものです。

「盗られる」の「られる」は日本語学で「迷惑・被害の受身」と呼ばれるもので、自分の力ではどうしようもないという感覚が含まれています。英語のyou love someoneにはそうした無力感は含まれていませんが、こうした日英の本質的な違いは、ある程度は避けられないものとみなすべきでしょう。

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