「反省だけなら 猿でもできる」

2011年9月13日

元ネタは、猿回しが猿に「反省!」というと、猿がうなだれて反省する(ような)ポーズをとるというもの。今回の「放射能つけちゃうぞ」辞任では、猿回しがメディア、猿が鉢呂さんといったところ。ほんと、猿芝居ですね。 さて、英語です。

Even a monkey could reflect on his past conduct.

上の英文を直訳すると「猿でさえ過去の行動を反省できる」です。日本語の「~なら」を翻訳する際に、if….構文を使うケースはあまり多くありません。たんなるSVO構文のほうがぴったりくることが多いです。

ただ、猿が本当に反省しているかどうかはわかりませんね。おそらくたんにポーズだけです。そこでcanのかわりにcouldを使いました。

このcouldは過去を表わすのではなく、仮定法の用法です。仮定法(接続法、想叙法)とは、その出来事を、現実に起きているものではなく、頭の中で想定しているものとして表す用法です。ヨーロッパの諸言語では、このように現実の出来事と想定の出来事とをきっちりと区別する習慣があります。フランス語やドイツ語では動詞のかたちそのものまで変えてしまいますが、英語の場合には想定の出来事を表現する際には時制をひとつ過去にずらします。時間を現在から遠ざけることで非現実感を出すのです。

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