竹取物語9 「翁は、5人の公達を集めて・・・」

2012年3月29日

「翁は、5人の公達を集めてかぐや姫の要求物を伝えた。石作皇子には「仏の御石の鉢」、車持皇子には「蓬莱の玉の枝」、右大臣阿倍御主人には「火鼠の裘(かわごろも)」、大納言大伴御行には「龍の首の珠」、中納言石上麻呂には「燕の産んだ子安貝」だった。どれも話にしか聞かない珍しい宝ばかりで、手に入れるのは困難だった。」
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「竹取物語」9です。それにしてもよくもまあこれほどの無理難題をそろえたものです。かぐや姫ってかなりいやな女ですね(笑)。さて英語です。

The old man gathered the five men and conveyed the requests of Kaguyahime to them: Hotoke-no-miishi-no-hachi, the stone begging bowl used by Buddha, for Ishizukurinomiko; Hourai-no-tama-no-eda, a branch of a tree with jeweled fruit from Penglai, for Kuramochinomiko; Hinezumi-no-kawagoromo, a robe made of the fire-rat, for Abenomiushi; Ryu-no-kubi-no-tama, a gemstone from a dragon’s head, for Otomonomiyuki; and Tsubame-no-Koyasugaim, one of the easy-birth shells possessed by swallows, for Isonokaminomaro. All of them were so extraordinary and were only talked about in rumors. It is absolutely difficult to get them.

最初のセンテンスでは、列挙表現としてコロンとセミコロンとカンマを使い分けています。この用法はとても役立ちますので、覚えて損はありません。
宝物の訳については、Weblio(日英京都関連文書対訳コーパス)を参照しました。


<今日の出題>
「石作皇子は、かぐや姫に『今日から石の鉢を取りに天竺へまいります』といった。しかし実際には天竺にわたらず、3年後、山寺で見つけた鉢を持参して、それを「仏の御石の鉢」と主張した。しかしかぐや姫は、鉢が光を放たなかったため、これを信じなかった。」

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