竹取物語14 「石上麻呂は、ある小屋の屋根に上って・・・」

2012年4月3日

「石上麻呂は、ある小屋の屋根に上って燕の子安貝らしきものを掴んだが、転落して腰を打ち、しかも掴んだのは、燕の古い糞であり、貝ではなかった。その後、石上は病気になって、死んでしまった。」
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「竹取物語」14です。5番目の石上麻呂はこれまでの連中とは違って真っ正直な男です。自分自身で宝を取りにいくのです。ところが結果は一番悲惨でした。大けがをしたあげくに死んでしまいます。さらに病床では、かぐや姫から歌を送られたことで、これで死んでも本望だなどというのです。どうやらこの筆者は、男というのは地位が低いほどに愚直であり、かつ悲運なのだといいたいようです。

Isonokaminomaro climbed on a roof of a cottage to get Tsubame-no-Koyasugaim, one of the easy-birth shells possessed by swallows. He seemed to have grabbed the shell before he fell to the ground and injured the hips. Actually What he grabbed was not the shell but droppings. Thereafter Isonokaminomaro fell ill and soon died.

He seemed to have grabbed the shell before he fell to the ground and injured the hips.は直訳すると「彼が地面に落ちて腰をけがする前に貝をつかんだように思えた」。beforeのこの使い方を覚えておくと便利です。

腰はthe hipsにしました。hipは左右に一つずつあるので複数形です。

鳥の糞はdroppings。通常複数形です。

<今日の出題>
「その後、帝がかぐや姫に会いたがり、二人は和歌を遣り取りするようになった。三年の月日が経った頃、かぐや姫は月を見て物思いに耽るようになった。」

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