竹取物語16 「八月の満月が近づくにつれて・・・」

2012年4月5日

「八月の満月が近づくにつれて、かぐや姫は激しく泣くようになった。翁がたずねると「自分はこの国の人ではなく、月の都の人であって、15日に帰らねばならない」と答えた。」
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「竹取物語」16です。かぐや姫が月に帰るのは旧暦の8月15日。いわゆる「中秋の名月」の日です。ちなみに新暦では毎年変動します。今年は(2012)年は9月30日だそうです。英語です。

As the full moon in the autumn is approaching, Kaguyahime wept harder. When the old man asked her the reason, she said, “I am not a person of this world. I came from the capital of the moon, and have to come back there on the fifteenth of this month.”

「~が近づく」=be approaching
「私は~しなければならない」の訳にはI mustとI have toがありますが、この2つはニュアンスが違います。

I mustのほうは自分の意思で「しなければならない」です。
それに対して、I have toのほうは客観的な状況によって「しなければならない」という意味です。
かぐや姫は自分からどうしても帰りたいわけでないのでI mustでは意味がずれてしまいます。
ここではI have to (do)、あるいはI cannot avoid (doing), I cannot help but (do), I am obliged to (do)などを使わなければなりません。

<今日の出題>
「かぐや姫の言葉を知った帝は、15日にかぐや姫の家に2000人の軍勢を送って家を厳重に守らせた。しかしかぐや姫は、いくら守り戦う準備をしていても、あの国の人に対してはまったく無力であるといった。」

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