竹取物語22 「家来たちは富士山でその薬を燃やした。煙は・・・」

2012年4月11日

「家来たちは富士山でその薬を燃やした。煙は今も雲の中に立ち昇っていると、言い伝えられている。また、その時に山頂に積もっていた雪は決して溶けることがなくなったともいう。」
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「竹取物語」22です。これで最後です。

帝は不死の薬を日本で一番高い山で焼くように家来に命じます。その山はそれから「不死」山と呼ばれるようになった……となるように思われますが、じつはそうなっていません。たくさんの家来つまり「士(もののふ)」がその山に登ったことから「富士山」と呼ばれるようになったというのがオチです。読者の読みをわざとはずしたわけです。こうしたあざとい語り口は個人的には好きではありませんが、それにしても1000年も前にこんなテクニックを用いていたとは本当にびっくりです。

英語です。

The subordinates burnt out the medicine at the top of Mr. Fuji, the highest mountain in Japan. It is told that the smoke still remains rising up among clouds. It is also said that the snow having been piled up would never melt down since then.

It is told that…, It is said that…=~と伝えられている、いわれている。

<今日の出題>
「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人は子どもがいなかったので、シロというイヌをとてもかわいがっていました。ある日、シロが畑でほえました。「ここほれワンワン、ここほれワンワン」「おや?ここをほれと言っているのか。よしよし、ほってやろう」おじいさんがほってみると「ややっ、これはすごい!」なんと地面の中から大判小判がザクザクと出てきたのです。」

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