英語での情報発信の真のポイントは「目標」を明確にすることだ

2011年8月19日

菅さんの英文ブログの件でもわかるように、日本人が英語で情報発信することの真のポイントは、英語の「力」ではない。英語での情報発信に対する「理念」のあり方だ。つまり、どのような英語を目標にするのかということだ。

これまでは、その理念に対する主張が両極端に振れていた。一方ではネイティブ英語にかぎりなく近い「正しいネイティブ英語」を使うべきだという主張、もう一方では日本人なのだから「日本人英語」でよいのだという主張だ。これは、どちらも間違っている。

「ネイティブ英語」派の主張に従ってしまえば、われわれの英語発信は、すべて英語ネイティブの支配下でおこなわれることになる。ネイティブがよくないというものはすべてよくないということになる。こんなことをして得をするのは、ネイティブの手先であるいわゆる「英語専門家」たちだけだ。日本人全体にとっては百害あって一利なしである。

一方、「日本人英語」派の主張に従ってしまえば、われわれの英語発信は、きわめてクオリティの低いものになる。管直人の英文ブログがその一例である。あれでは利よりも害のほうが大きい。発信しないほうが、まだましである。

真の答えは、その両極のあいだにある。それは、ネイティブ英語ではないが、世界の人々に充分に受け入れてもらえる本当の意味での日本人英語だ。

その本当の意味での日本人英語とはどのようなものかを明確に示すことが、本当の意味での英語専門家の果たすべき役割である。

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